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アガリクス研究データ

【動物実験データ】 - 霊芝との相乗効果2 -

ヒメマツタケ(ITO-S株)培養菌糸体と直井霊芝GYR系(赤芝)による抗腫瘍効果とマクロファージ活性化作用
今回はヒメマツタケ培養菌糸体抽出エキス「ABME」と直井霊芝GYR系(赤芝)抽出エキス「GYNE」単独投与によるマウスのSarcoma180 移植固形腫瘍に対する抗腫瘍作用とマクロファージ活性について検討した。
【材料と方法】
抗腫瘍試験には、5週齢のICR/Slc系雌性マウス10匹を1群とした。これに、移植後7日目のマウスから採取したSarcoma180腫瘍細胞(5×106個)を移植し、24時間後から各検体の一定量を毎日朝・夕2回、連日20日間胃ゾンデにて経口投与を行った。移植21日目に腫瘍の大きさ(cm3、4/3πa2b/2,ただし、a:短径,b:長径mm)を測定し、対照群と比較して腫瘍抑制率(%)=(1-T/C)×100を算出した。ただし、T:検体投与群の腫瘍の大きさ、C:対照群の腫瘍の大きさ、また移植28日目における腫瘍完全消失率(%)およびマウスの生存率を対照群と比較した。 また、マクロファージ試験には、1群10匹のマウスを用いて抗腫瘍試験と同条件下において実施した。各検体の最終投与後、24時間後に各々のマウスの腹腔マクロファージを採集して、正常マウス対照群と担腫瘍マウス群の腹腔マクロファージ数を測定し、比較検討した。
【結果と考察】
■ヒメマツタケ(ITO-S株)培養菌糸体抽出エキス「ABME」と直井霊芝GYR系(赤芝)抽出エキス「GYNE」の抗腫瘍活性の有無
ヒメマツタケ(ITO-S株)培養菌糸体抽出エキス「ABME」と直井霊芝GYR系(赤芝)抽出エキス「GYNE」のSarcoma180固型腫瘍に対する抗腫瘍活性
ヒメマツタケ(ITO-S株)培養菌糸体抽出エキス(ABME)の750mg/kg、20日間連日の経口投与群では顕著な抗腫瘍活性がみられ、移植3週後の腫瘍抑制率は62.2%を示し、4週後では30%のマウスに腫瘍の完全消失が認められた。
また、直井霊芝GYR系(赤芝)抽出エキス(GYNE)の250mg/kg、20日間連日の経口投与群においても、20%のマウスに腫瘍の完全消失を伴う強い抗腫瘍効果が認められた。
■ヒメマツタケ(ITO-S株)培養菌糸体抽出エキス「ABME」と直井霊芝GYR系(赤芝)抽出エキス「GYNE」のマクロファージ活性
ヒメマツタケ(ITO-S株)培養菌糸体抽出エキス「ABME」と直井霊芝GYR系(赤芝)抽出エキス「GYNE」のマクロファージ活性に対する作用
マクロファージ活性(表2)も抗腫瘍活性とよく相関し用量依存性の結果が得られた。特に、ヒメマツタケ(ITO-S株)培養菌糸体抽出エキス750mg/kgと直井霊芝抽出250mg/kg、20日間連日の経口投与群では、担腫瘍マウス対照群と比較してマクロファージ活性化がそれぞれ2.1倍、2.8倍と増加することが認められた。
今後、ヒメマツタケ培養菌糸体と直井霊芝GYR系の利用として、これらの持つ抗腫瘍活性および細網内皮系機能、特にマクロファージ活性を生かした、高付加価値のある食品分野への応用が期待される。
ヒメマツタケ(ITO-S株)培養菌糸体抽出エキスと直井霊芝GYR系(赤芝)抽出エキスは、Sarcoma180固型腫瘍に対して腫瘍の完全消失を伴う抗腫瘍活性を示し、担腫瘍状態下のマウスにおいても強いマクロファージ活性をもつことが認められた。
ヒメマツタケ(ITO-S株)培養菌糸体と直井霊芝GYR系(赤芝)による抗腫瘍効果と
 マクロファージ活性化作用


[医学と生物學・第138巻・第1号・1999年1月10日]に掲載
※掲載されている論文中にある「五岳霊芝」はすべて「直井霊芝GYR系」のことです。



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