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放射線治療における障害に対する予防効果を証明する動物実験データを公開いたします。

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霊芝研究データ

【動物実験データ】放射線治療の障害に対する軽減作用

放射線による造血障害に対する直井霊芝GYR系(三色)の予防効果
近年、原発事故による放射能汚染が社会問題となっているが、放射線は悪性腫瘍の化学療法や放射線治療において有力な武器となっている。しかし担腫瘍状態においてリンパ球系障害を介して生体の免疫機能を低下させ、宿主に悪影響をおよぼすことが古くから報告されている。臨床的には、貧血、リンパ球減少に伴う白血球減少、血小板減少などの造血系細胞の抑制などが見られる。これらの症状の改善をはかる方法として、造血系前駆細胞の解析や抗体産生免疫応答の面より、放射線防御作用をもつ有効物質を探索することは重要である。 今回は、放射線による造血障害に対する霊芝「直井霊芝GYR系(三色)」の予防効果について、特に血液学的検査、胸腺、脾重量、抗体産生能、造血幹細胞数、の検討を行った。
■放射線による造血細胞の減少を抑制する直井霊芝GYR系(三色)
実験動物には、7週齡の健常なICR/slc系 雄性マウスを用い、(1)非照射群(0Gy),(2)5.0Gy全身照射群,(3)5.0Gy照射,24時間後より、直井霊芝GYR系(三色) 500mg/kgを1日2回(朝・夕)10日間連日経口投与群の3群とし、造血系細胞の解析を行った。
table1
Table 1に示すように、5.0Gy全身照射群では、非照射群と比較して末梢赤血球数、血小板数、末梢白血球数、顆粒球数、リンパ球数、単球数、前期赤芽球系前駆細胞数、後期赤芽球系前駆細胞数、顆粒球マクロファージコロニー形成細胞数、いずれも有意に減少した。
5.0Gy全身照射後、霊芝投与群では霊芝非投与群と比較して、顆粒球を中心とした白血球数の増加が認められた。
また、骨髄、脾臟での前駆細胞であるCFU-GM数の増加が見られ、霊芝の投与は造血系細胞の増殖を刺激することが明らかとなった。
さらに、未分化な赤血球系造血前駆細胞であるBFU-E数を骨髄、脾臟において顕著に増加させた。しかし、比較的分化した赤血球系造血前駆細胞であるCFU-E数は、霊芝投与群と非霊芝投与群での差は認められなかった。
■脾・胸腺指数と抗体産生細胞に対する影響
非照射群、5.0Gy X線照射群、 5.0Gy X線照射・直井霊芝GYR系(三色)投与群の三群を設定した。
Table2
5.0Gy 全身照射群では、非照射群と比較して脾・胸腺指数、脾細胞数、ヒツジ赤血球に対する抗体産生細胞数(QHS)は各々30.1%、25.9%、22.6%、30.3%減少したが、霊芝投与群マウスでは、脾・胸腺指数、脾細胞数およびQHSは非照射健常群マウスのレベルに近づき、いずれの数値も増加した(Table 2)。
この事実は放射線照射により障害された細網内皮系機能および免疫リンパ系細胞の抗体産生能の回復過程に直井霊芝GYR系(三色)は有効に作用することを示唆している。
■直井霊芝GYR系(三色)の放射線障害および癌化学療法による障害にたいする可能性
今回の実験結果は、直井霊芝GYR系(三色)が放射線障害や癌細胞化学療法剤投与で引き起こされる造血障害、骨髄機能障害、抗体産生免疫応答低下作用などに対する回復促進に有用な武器となりうる可能性を示唆している。
三重大学 霊芝 放射線による造血障害の予防効果


[三重大学社会連携研究センター 研究報告第20号 2012年12月発行]
※掲載されている論文中にある「五岳霊芝」はすべて「直井霊芝GYR系」のことです。



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